2019.10.28
豆知識-本切羽の由来-
** Signature Shinjuku Blog **
こんにちは!
新宿店の長谷川です。
最近毎朝、
「今日はコートを着ようかな…」と悩んでいます。
まだ10月なので耐えていますが、
そろそろ負けそうです。
冷え込みが激しいので
皆様も体調にはお気を付け下さい。
今日はスーツの袖釦についてのお話を…
スーツの袖釦の付け方は
大きく「開き見せ」と「本切羽」の
2種類に分かれます。
それぞれについてご紹介致しますね。
「開き見せ」-Fake button holes-
写真のように釦ホールのかがり糸はありますが
釦が飾りでついているだけのもの。
飾りなので
実際に開閉することはできません。
Signatureの標準基準はこちらになります。
「本切羽」-Surgeon’s cuffs-
Option ¥3,000-
こちらは実際に写真のように
釦を外すことが可能です。
開き見せと比較すると本切羽の方が゙
釦ホールが盛り上がっており、
本格的なスーツらしさがわかりますね。
袖釦を1つだけ外して、
程よい抜け感やこなれた雰囲気を演出することも◎
※現在は既成のアイテムでも本切羽スーツは多くありますので
本切羽=オーダーというわけではないのですが…
そもそも、
本切羽の由来というのは何だと思いますか?
ヒントは英語名。
Surgeon’s(外科医、軍医の) cuffs(袖口)
本切羽は実は別名
ドクターカフとも言います。
医者が治療の際に
ジャケットを脱がずとも腕まくりをして
診療が出来るように、というエピソードがあるようです。
昔はシャツは下着として扱われていましたので、
人前でジャケットを脱ぐのはタブーだったんですね。
他にも、
イタリアでは本切羽は下3つだけ開けているのが主流だそうです。
これは良い服を親から子供に渡すときに、
後からそこの子の腕の長さに合わせて
釦を動かし調整が出来るように…
と言った良いものを親子で長く大切に着よう
という思いがあるから、と言います。
袖の釦の由来一つを取っても、
色んなエピソードが出てくるので
歴史について調べてみるのも面白いです。
因みにSignatureでは、
開き見せ・本切羽の他にも…
スリット袖
夏は腕まくりもしやすく、
デスクワーク中心のお仕事の方にも◎
筒袖
クラシカルなノーカラージャケットとの
相性が抜群です。
※ご選択頂いたモデルによっては
袖口のデザインが限定されているものもありますので
詳細はスタッフまでお問い合わせ下さい。
ご覧いただいたように袖口のデザインだけでも
沢山選択肢があります。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
皆様もぜひ色々とお試し下さい(^^)
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