2012.03.17
making do,getting by
販売を生業としていてこういうことを言うのは何ですが、
先日お買い物に行った際に
本当にこんなにものが必要なんだろうか?
とふと思ってしまいました。
Rechard Wentworth の “making do and getting by”
という作品集があります。
デザイナーの深澤直人さんはタイトルを
「あるものでやっていく、なんとかする」
と訳していましたが、
数少ない手持ちのものをやりくりするその生活は、
節約とは程多い、リッチで美しいものでした。
きれいなもの、自分に合ったものを厳選して
ちょっとだけ持つ。
審美眼がいるからこそできるこのような生活は
大人だからできるものかもしれません。
流行の激しいウィメンズだからこそ、
ベーシックは厳選して
いつでも一番自分に合っているジャケットを一着オーダーで作る。
サイズがあったパンツで自然で美しいラインを描く。
オーダーで作るシンプルな服たちもミニマムライフを支える
大きな土台になるのではないかと思います。
また、こんな風になりたい!という目標と同じくらい、
今の自分に対してmaking do , getting by というふうに
暮らしていけたらいいなと思います。